オーストリアで百年もの間、スノーグローブを作ってきた会社、それがPERZYです。 初代Erwin
Perzyがウィーンで工場を開いたのがちょうど1900年。以来、今日までPERZYはスノーグローブの歴史と一緒に歩いて来ました。
クルミ材か黒いプラスチックの光沢ある簡素な台に付けられたガラスグローブは、小さなものでたった4cmくらいからせいぜい12cm程のものまで。どれも両手にすっぽり包み込める大きさ。最近のスノーグローブに比べたら、きらびやかでもないし派手さもありません。でも、そのガラスの中を覗き込めば、どこかに時間を忘れてしまったような世界が沈んでいます。
子供のおもちゃや動物、サーカス、田舎の風景、のんびりした風俗、民芸品…、それはどれも、ヨーロッパの人たちの素朴な生活を映したものばかり。クリスマスのスノーグローブをご覧になって下さい。まるで古きヨーロッパの森の香りが伝わってくるような老舗の味わい。海を隔てた私達にとっても、懐かしく不思議な優しい気分を届けてくれるのはなぜでしょう―。
不思議な力の秘密、それはガラスと水の透明感、そして真っ白で非常に細かなスノーにあると言われています。
PERZYに雪が降り注ぐ時、その魅力が発揮されます。
ここにブルー・セイラーマンと呼んでいるグローブがあります。これをシェイクさせると、たちまちホワイトスコールがセイラーマンを覆い隠してしまいます。まさに、「スノー・グローブ」!。
この大量のスノーパウダーによる動感が醍醐味。大抵のグローブはこのあと急速に雪が沈んでしまうものなのですが、PERZY製品はいつまでもいつまでもグローブのなかに白い嵐が舞っています。
グローブを置いて雪が収まっていくのを、お茶でもいれてゆっくり眺めて下さい。砂時計を見ているようなゆっくりした時間が過ぎて行きます。
もうひとつの魅力は、暖かなクラフト感。やわらかな色合いのおっとりした人形たちは、どれもひとつずつ、人の手で彩色されるため、量産品のグローブにはない「個性」があるのです。色や顔だちがみんな違ってるので、またひとつ同じものを揃えてみたくなったりして、そうなったらもうとりこです。Old
PERZYのコレクターだっているくらいです。一世紀も続いて磨かれたデザインの力がそこにあります。飾り気はなくても、ヨーロッパらしい繊細さが見え隠れしています。クラシカルでいながら、今ではむしろとってもモダンに見える、素朴でも簡潔な美しさがあります。
年月をかけた職人技と高い品質で、これまで人々に愛されてきたPERZYのスノーグローブ。けれど、日本では滅多に目にすることさえありません。スノーグローブモンスターでは、この愛すべき製品をもっと身近に知って欲しいと願いを込めて取り揃えました。これは、日本で初めてのスノーグローブ専門ショッピングサイトを作ろうとした時から目標のひとつにしていたことです。
考えても見て下さい、スノーグローブに百年をかけてきた会社があったなんて!。なんだか、ゆったりした気分にさせてくれるではありませんか。PERZYには、わたしたちを立ち止まらせホッとさせる落ち着いたカフェのような魅力があります。きっとここ日本にも、ウィーン流の優雅な風を運んでくれることでしょう。
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