そこは木や花と一緒に育つ。建築の怪人が見た摩訶不思議な夢の形。東京都庁舎を病んだ建築と喝破した要注意人物フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー。彼は画家。しかし哲学者にして環境保護の活動家、そしてはたまた建築家。「第三の皮膚」を唱えて描き続けたのは人間的な楽しい建物。
レーヴェン通りとケーゲル通りに建てられた市営集合住宅は、1985年の完成以来入居希望が引きも切らず。 それがこのウィーン名物
HUNDERTWASSERHOUSです。曲がりくねった形に賑やかなペイント、「友達の様に住居者のお供する」と例えられたタイルで飾られた建物は、年月と共に、植えられた木々もまるで生えてきたみたいになって、今では観光スポット。
私たちスノーグローブモンスターも自慢する特級のお薦めスノーグローブです。ヨーロッパのスノーグローブコレクターだけでなく、建てもの、アート、観光やおみやげスノーグローブ全てのファンに喜んでもらえるはず。建物を写したと言うより、このグローブから建物を作ったと言いたい。PERZYテイストにぴったりのミニチュアハウスを前から後ろから、どうぞお楽しみ下さい!
タイトルはPERZYの原題に従いましたが、この建物、もうひとつの名所、ウィーン3区のKunstHausWien=クンストハウスのようにも見えるんですが。こちらは白黒の市松パターンをふんだんに使った装飾で、やはりフンデルトヴァッサー美術館としてもよく知られています。
日本にもゆかりの深いフンデルトヴァッサー。その雅号「百水」とは、自身の名前Hundertwasserの意味を日本語にしたものなんだとか。そう聞くと、いよいよ水のグローブとの縁も感じるではありませんか。国内では大阪のキッズプラザ、環境事業局舞洲工場
で2001年に亡くなった彼を偲ぶことが出来ます。